睡眠と心の密接な関係

気持ちの切り替えの手段の一つに、睡眠があります。実際、嫌なことを忘れるために寝るという人は少なくありませんが、これは本当に理にかなっていることがわかってきています。

睡眠は脳の休息でもあります。休んで自律神経が整えば、おのずとストレスの回復もスムーズになります。また、寝ている間に分泌される疲労回復物質というのは体はもちろん心のメンテナンスにも大きく役立つとされています。つまりこれは、体側からの切り替えのアプローチといっても良いのではないでしょうか。

逆に、睡眠が十分に取れていなければ、脳や体が休まらず、気持ちの部分の整理ができなくなってしまいます。寝不足で体が疲れていると、余計にイライラしやすくなるものです。ストレスを感じないために、そしてストレスによるトラブルを引き起こさないためにも、毎日の睡眠は充分に取るようにしましょう。睡眠時間はもちろん睡眠の質にもしっかりとこだわるのが理想的です。

私自身の体感としても、睡眠をしっかり取れている時は、何の対策を取らない時に比べて自然とポジティブな気持ちを維持しやすい感覚があります。心に余裕があれば、前向きな思考でいられるため、長く落ち込んだり、後悔し続けたりするようなことにはなりません。こういった体験をしているため、昼寝も取り入れて、心身のバランスを図るようにしています。日常的に気持ちの切り替えが苦手という人は、ぜひ日々の睡眠を見直してみてください。