看護師に必要なスルースキル

数ある職業の中でも、看護師は気持ちの切り替えが難しい仕事だといわれています。医療現場は一般的なオフィスの仕事とは異なり、イレギュラーの連続が日常であるため、ミスも起こりやすくなります。

実際、患者さんの急変・緊急入院などでバタバタし、通常業務が滞ってしまうようなケースが少なくありません。そうなれば、結果的に患者さんのクレームにつながり、先輩看護師にも注意されてしまいます。一生懸命こなそうとしているのに周囲から認めてもらえないのは、なかなかつらいものです。そこで落ち込むのは仕方のないことです。

ただ、そこでミスをいつまでも引きずって落ち込み続けるのはタブーです。気分が落ち込んだままの状態で仕事をすると、さらにミスを引き起こす恐れがあります。特に看護師は患者さんの命を預かっている立場です。注意力の散漫で人を危険にさらすようなことはあってはならないことです。自分の感情を横に置いて、次に何をするべきかに意識を向けるスキルが求められます。

落ち込み続けやすい人は、自分を責める反省をしたり、先のこと(未来のこと)に気を取られてしまうという傾向があります。それで「またミスしたらどうしよう」と萎縮してしまい、新たなミスを誘発してしまうのです。

落ち込み続ける例としてよくあるのが、先輩看護師から厳しい一言を浴びるような場面です。そんな時、ぜひ実践してほしいのが厳しい言葉だけをスルーすること。スルースキルで大事なのは、言葉をまともに受け止め過ぎないことです。例えば、「何やってるのよ!」と言われたら「そんなことするのはやめてね」という意味だと変換してみるのです。

医療現場では重大な事故につながるようなミスが起こってはならないため、現場の関係者はどうしてもきつく注意しがちです。決して非難しようとして言われた言葉ではないと考え、上手く切り替えるようにしましょう。落ち込みやすい看護師向けのサイトを見つけたので、参考にしたい方はどうぞ>>>看護師の心の健康~ 気持ちを切り替えるコツ~